
例年のことながら、足早に過ぎ去った1月。
日本では、1月末に10年に一度とも言われる大寒波が訪れました。
京都の街もたった一夜の内に街全体が雪化粧に包まれ、いつもとは違う美しい街並みを見せてくれました。
そんな真冬のような日々が訪れたかと思うと、気が付けばもう2月の上旬。
暦の上では立春を過ぎ、春の始まりを告げる季節となりました。
季節はいつも私たちの気持ちの少し先を歩みながら、始まりゆく新たな季節へ向けて心の準備をするよう、私たちにそっと教えてくれているのかもしれません。
今回は、そんな春の始まりに呼応するように、皆様に二つのご案内をさせて頂きます。
ひとつ目は、新たに始めるデザインスタジオのご案内。
もうひとつは、そのスタジオの開始に伴って手掛けた、本サイトのリニューアルのご案内を。
では、まずひとつ目のデザインスタジオのご案内から。
この度、「HAS」では、「HAS Couture ハス・クチュール」という名前のデザインスタジオを開始する運びとなりました。
「Couture クチュール」とは、フランス語で「仕立て」を意味する言葉。
オーダーメードの一点物の服をあつらえる時に使われる言葉で、ファッションにご関心がある方にとっては馴染み深い言葉かもしれません。
「高級な」という意味を持つ「オート(haute)」という言葉と組み合わせ、オート・クチュール(高級仕立服)という言葉としてファッションの世界で使われている言葉でもあります。
この「Couture クチュール」という言葉に、様々な想いに耳を傾けながら「世界でたったひとつの物語を紡いでゆく」という私たちが大切にしているデザインへの想いを重ね合わせました。
そしてまた、このスタジオの開始に合わせ、「HAS Couture ハス・クチュール」のウェブサイトを制作・公開いたしました。
このサイトには、私たちが出来ることや大切にしている想い、これまでに手掛けて来たお仕事等をまとめ掲載しております。
またこのサイトに用いた、ひとつひとつの写真は、「HAS Magazine」の取材を通して出会った様々な美しい風景を、旅の記憶を辿るように紡いだものとなります。
デザインというお仕事にご関心がある方だけでなく、そうでない方も、写真集を眺めるような想いで、気軽に訪れて頂けますと幸いです。
ウェブサイトは、以下のリンクよりご覧頂けます。
ぜひ気の向くままに、お訪ね頂けますと幸いです。
そして、二つ目となるブランドサイトのリニューアルについて。
昨年8月末に行いました、「STUDIO HAS」という屋号から「HAS」という名前への改称。
それに伴って新たに立ち上げた本ブランドサイトのビジュアルを今回のデザインスタジオの開始に合わせ、変更いたしました。
サイトのメインビジュアルとして使用しておりました「生命の光」をテーマに制作した、黒を基調にしたモノクロの写真から、「生命の色彩」をテーマに紡いだ写真へと。
根源的な「生命の光」から、それぞれの生命が重なり合い紡がれる「生命の色彩」へと発展してゆく。
そんな想いを抱きながら、ひとつひとつの写真を選定していきました。
ぜひブランドサイトの方も、この機会に様々なページを訪れて頂けますと幸いです。
なお「生命の光」をテーマにした制作したサイトは、アーカイブとして、以下のリンクよりご覧頂けます。
こちらのサイトも、その変化の過程を眺めるように訪れて頂ければ幸いです。
以上が、今回のご案内となります。
そして最後に、今回のご案内に添えて、これからの展望を簡単に。
この度ご案内した、デザインスタジオの開始に伴い、ようやく「HAS」としての下地が整ってまいりました。
「HAS」というブランドを軸に、
多様な生命の物語を紡ぐ、ライフストーリーマガジン「HAS Magazine ハス・マガジン」。
デザインを通して、たったひとつの物語を紡ぐ、「HAS Couture ハス・クチュール」。
それぞれの事業を重ね合わせながら、世界中の美しい物語を紡いでゆくという長い旅を一歩一歩重ねてゆきたいと思います。
そして、一つでも多くの美しい物語を皆さまのもとに届けてゆけるよう、時間をかけ様々な事業を形にしながら「HAS」というブランドを発展させてゆきたいとも考えております。
そのためにも、今まさにお読み頂いている皆さまとの出会い、さらにまだ見ぬ方々との出会いをを大切にしながら、これからも歩み続けてゆきます。
今回は、二つのお知らせを同時にお伝えすることとなり、これまでになく長い内容となってしまいました。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
どうぞ今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。