私たちは、三つの想いを基本となる大切な価値観として定めています。それぞれの想いは、変わることなく、いつまでも大切にし続けてゆきたい想い。
時代に応じて、変化し続ける必要があるからこそ、変わらないものを育み、深めてゆくことを大切にしています。
そして、そうした想いは、立ち返るべき場所であるとともに、歩むべき道を示す道標でもあると考えています。
それは幾星霜の時を越えて、極北の彼方で、変わることなく輝き続ける星々のように。
その歩みの先にある、美しい世界を想い描きながら、私たちは歩み続けています。
Listening carefully to the diverse stories of life, weaving
together the beauty that flows within.
for nurturing a heart to value things
invisible to the eye
私たちが大切にしている、あらゆるものへの姿勢を「慎み」という言葉に込めています。
「慎み」とは、「包む」という文字を由来に持つ言葉。
そして、その「包」という漢字は、お腹に子どもを宿した女性の姿を表していると言われています。
その文字の中には、そんな女性の姿をなぞらえ、大切なものを慈しみ、包み込むように寄り添う想いが込められています。
そのため「慎み」という言葉には、大切に包み隠された目には見えないものに対する、深い眼差しが流れているのです。
だからこそ、「慎み」とは、ただ控え目な姿を表すだけでなく、目には見えないものを大切にする、そんな心の在り方だと私たちは考えています。
人々だけでなく、あらゆるもの、そして自らに対しても、慎みを持ち、向き合うこと。
その積み重ねが、想い遣りという想像力を育み、本質を見極める目を養い、多くの人々の心を灯す力になってゆくと考えています。
「慎み」を育み、深めていく。
そんな想いを私たちは大切にしています。
for finding the beauty that never grows old, and to weave it together
for finding the beauty that never grows old,
and to weave it together
for finding the beauty that never grows old,
and to weave it together
私たちは、美しさに向き合う時、
「詩」を見出だすという想いを大切にしています。
それは文章表現としての詩ではなく、美しさの奥底に静かに流れる、目には見えない詩的なものという表現がふさわしいかもしれません。
それは、そのものがそのものである必然性に根差した光のようなもの。その光が顕れる時、美しさは自ずと紡がれてゆくのだと思います。
ある仏師の「仏は彫る前から既に木の中にあり、ただそれを彫り起こす」という言葉があります。
その言葉と同じように、美しさは、それぞれの内なる詩を見出し、その必然性に伴うかたちを見つけた時に、自然と顕れるのだと思います。
だからこそ私たちは、あらゆるものに耳を澄まし、それぞれの詩を見出すことを何より大切にしています。
ひとつでも多くの美しいものを、一人でも多くの人々のもとへと届けてゆくために。
for thinking about our connection
to all life in the space
for thinking about our connection
to all life in the space
for thinking about our connection
to all life in the space
あらゆるものとの繋がりに想いを馳せ、
無窮の円を思い描き、繋いでゆくこと。
その言葉の中に、私たちが大切にしている
世界へのまなざしを込めています。
あらゆるものとは、この宇宙に存在するあらゆる生命と事象。
生物だけではなく、無生物、風や光、時の流れ、遙か彼方で瞬く星々までも。
過去も、現在も、未来でさえも、
重なりゆく直線上にあるのではなく、
ひとつの無窮の広がりを持つ、
円の中で繋がっているという想い。
そして、広がりゆく円の中で、
ひとつの小さな輝きとして、私たちは、生かされながら、
歩み続けているという想い。
だからこそ、ほんの小さな喜びも、美しさも、
すべてはひとつに繋がってゆくと。
そして、それはいつか大きな円となり、私たちの世界を描き出してゆくのだと。
そんな小さな命が秘めている、無限の可能性に想いを馳せながら、私たちは歩み続けています。
その無窮の円がより美しく、広がり続けてゆくことを願って。
for nurturing a heart to value things invisible to the eye
for nurturing a heart to value things
invisible to the eye
