降り注ぐ陽射しが眩暈をするほどの暑さを運ぶ、8月の終わり。
今年の夏は、例年にないほどの暑さが続き、まさに酷暑と言えるほどの季節となりました
しかし、そんな暑さの中でも季節の歩みは止まることなく、少しづつ早くなる黄昏の時間が、秋の足音を私たちにそっと告げてくれるような気がします。
また夏は、多くの生き物にとって来たるべき実りの秋に向けての成長のひと時でもあります。
そんな季節の流れと重なり合うように、新たな実りに向けて様々な準備を重ねていました。
今回は、私たちが手掛ける「HAS Magazine」についてのお知らせをさせて頂きます。
その内容は、「HAS Magazine」のこれからの未来を描いてゆくために、新たに開始する「メンバーシップ」と、それに伴って制作した「ブランドブック」についてのご案内です。
今回は、お知らせが少し長くなってしまいますが、どうか最後までお付き合い頂けますと幸いです。
では、まず「メンバーシップ」のご案内を。
これまでHAS Magazineでは、一人でも多くの方々に物語を読んで頂くために、すべての記事を無料で公開しておりました。
ですが、HAS Magazineとして新たな未来を描いてゆくために、その段階にひとつ区切りを付け、「メンバーシップ」を導入することとなりました。
その新たな未来とは、「紙の雑誌」を形にすることです。
「ウェブマガジン」で大切にしているのは、美しい物語を一人でも多くの方々に届けるプラットフォームとしての役割を果たすこと。
そして、その「紙の雑誌」では、ひとつひとつの物語を記憶に残しゆくために、時を越え受け継がれてゆくような美しい雑誌を形にしたいと考えています。
通例、紙媒体の雑誌を作る時は、様々な企業から広告を集め、その広告費を収益の軸としながら刊行するのが一般的な形だと思います。
ですが、細部までこだわり抜いた美しい佇まいを持った雑誌を作ること、そして短期間で終わるものではなく、出来る限り長く続く雑誌を形にすることを考えた時、広告を軸にした雑誌作りは相応しくないかもしれない、と考えました。
むしろ、一人一人の読者に支えられながら、その一人一人の小さな光を集め、大きな光として輝かせてゆくような、「メンバーシップ」を軸にした雑誌作りこそが相応しいのではないか、と。
様々なテクノロジーの発展に伴って、かつての時代では考えられなかった読者との真っ直ぐな関係性を育めるような環境が整いつつある今の時代においては、その形こそがこれからの雑誌作りにおいて大切な在り方かもしれない、とも考えました。
そんな想いを背景にして、この度「メンバーシップ」を導入することになりました。
その内容は、「サブスクリプション」と「自由課金」を組み合わせた「メンバーシップ」。
「サブスクリプション」は、定額による限定記事の購読サービスとなります。
そして、「自由課金」は、読者の皆さまが記事をお読み頂いた後に、任意の金額をお選び頂く、「投げ銭」に近いサービスです。
もちろん「自由課金」では、お支払い頂くかどうかは任意ですので、これまで通り無料でお読み頂くことも可能です。
当面は、この2つのサービスを全ての限定記事で展開してゆく予定です。
これから少しづつ記事が増えていく中で、段階的にその範囲を調整してゆきたいと考えています。
読者の皆さまと共に美しい雑誌をかたちにする、そんな想いで「メンバーシップ」を展開してゆきたいと考えています。
「メンバーシップ」のサービスの詳細は、以下のリンクよりご覧頂けます。
是非ご利用頂けますと幸いです。
» メンバーシップの詳細はこちら
そして、最後に「ブランドブック」についてのご案内を。
「メンバーシップ」を通じて、一人一人の読者の皆さまから大切なお金を頂くことを考えた時、受け手の責任として、そのお金を通じてどんな未来を描こうとしているのか、という「雑誌の目指す姿」を読者の皆さまと共有する必要があるのではないかと考えました。
その想いをきっかけに制作したのが今回ご案内する「ブランドブック」です。
このブックには、HAS Magazineが大切にしている想いや目指すこと、具体的な雑誌のイメージ、運営の考え方をまとめています。
お読み頂くことで、読者の皆さまに、HAS Magazineのイメージをよりはっきりとご理解頂く一助になればと考えています。
このブランドブックは、HAS Magazineの「Aboutページ」にてお読み頂けます。
是非この機会にお読み頂けますと幸いです。
少し長くなってしまいましたが、最後までお読み下さりありがとうございました。
デジタルや印刷物、どのような形であれ、HAS Magazineが共通して大切にしているのは、美しい物語を通して、お読み頂く皆さまの暮らしを灯してゆくことです。
ひとつひとつの物語を通して、一人一人の心の奥深くにある、それぞれの光に出会うきっかけを描いてゆきたいと考えております。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。